安全衛生・作業環境構築の対策と有料問題集を一部紹介
安全衛生・作業環境構築とは?
安全衛生・作業環境構築では、試験要項記載のウェブデザイン作業に伴う安全衛生に関する各種事項についての詳細な知識を習得するために学習します。
主に厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」記載の内容やその用語について正確に理解しているかを問われる内容となっているので、これらの内容をメインに学習していきます。2級では上記の内容に関する基本的な知識を問われることがメインでしたが、1級では2級以上に詳細な内容が問われます。
例えば、「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」記載の「VDT作業に関する作業環境の温度と湿度の推奨される範囲」や「適切な照明環境を保つための推奨事項として望ましい照度」についての正確な知識など、過去問を数年分やった程度では学習しきれない幅広い知識が求められるため、網羅的に正確な知識を積み上げていくような勉強をしていかないとやや難しいレベルの問題となります。特にこのカテゴリーは、過去問での出題数が他のカテゴリーに比べて少ないため過去問のみで対策を行うことが難しいです。
具体例をみた方がイメージしやすいので、2級と1級の過去問を抜粋して比較してみましょう。
安全衛生・作業環境構築1級と2級の過去問を比較
ウェブデザイン技能検定2級の過去問では、安全衛生・作業環境構築は以下のような問題が出題されています。
事務所以外の場所において行われる情報機器作業、自営型テレワーカーが自宅等において行う情報機器作業及び情報機器作業に類似する作業については、各自の自主性にゆだねることとし、「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省)」に準じて労働衛生管理を行うように指導する必要はない。
- ウェブデザイン技能検定2級過去問より -
この正誤問題の答えは、不正解です。「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の基本的な知識を問う問題です。
では、1級の過去問を見てみましょう。
「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省)」は、作業者の心身の負担を軽減し、支障なく働けるようにするために、事業者が講ずべき措置等について示したものである。
- ウェブデザイン技能検定1級過去問より -
この正誤問題の答えは正解ですが、文脈からある程度正解だと判断できたのではないでしょうか?実はこのカテゴリーの問題は、過去問を見る限り1~2問しか出題されないという傾向があります。しかも、ある程度文脈から正解を導けるものが多いため、過去問通りに出題されれば問題なく答えを導けることが多いですが、そうでない場合の対策をしづらいという課題があります。
過去問3年分の150問からわかること
1級の安全衛生・作業環境構築の過去問3年分を調べてみると、以下のような問題が出題されています。※選択肢もしくは正誤問題。
「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省)」は、作業者の心身の負担を軽減し、支障なく働けるようにするために、事業者が講ずべき措置等について示したものである。
「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省)」は、作業者の心身の負担を軽減し、作業者が情報機器作業を支障なく行うことができるよう支援するために、事業者が講ずべき措置等を基本としている。
「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省)」は、事務所以外の場所で行われる情報機器作業等についても、できる限り本ガイドラインに準じて労働衛生管理を行うことが望ましいとしている。
- ウェブデザイン技能検定1級過去問より -
いかがでしょうか?安全衛生・作業環境構築は、直近3年分の過去問の内容はほぼ同一のものであり、これでは対策のしようがありません。毎年、過去問と同じ問題が毎年出題されるのであればいいのですが、必ずしもそうとは限りません。
ウェブデザイン技能検定1級合格のための対策
この「安全衛生・作業環境構築」カテゴリーにおいては、過去問からは全くといっていいほど網羅的な学習ができないため、過去問の演習だけでは難しいことがわかりました。では、どのような対策を行えばいいでしょうか?
最も効果的かつ現実的な対策は、過去問で出題されたカテゴリーに関する学習を深めていくことです。
安全衛生・作業環境構築の場合は、これまでの過去問で出題されたことのある以下の分野を、過去問で出題されていない内容を中心に学習を深めていくことで、出題頻度の高い分野を網羅的に学習することができます。その結果、過去に出題されたことない内容の問題が出てきても、対応できるようになるでしょう。
- 「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」記載の内容を網羅的に理解し正確に記憶すること
さらに、出題頻度に関わらず、試験要項記載の分野を網羅的に学習を深めることで、より合格率を高めることができるでしょう。
自分の力だけで乗り越えられるか?
ご自身で過去問以外の内容についても学習を深めることができれば、難易度の高いウェブデザイン技能検定1級も合格できるでしょう。
しかし、ゼロから勉強方法を見つけ出しトライアンドエラーを繰り返すことになるため、合理的な勉強方法を確立するのは簡単ではありません。
おそらく、ウェブデザイン技能検定1級合格を目指す方は、意識が高く仕事以外にも多くの自己研鑽をしていたり、家族をお持ちの方もいるでしょう。そのような環境下で、自分の力だけでゼロから合格につながる勉強方法を確立するのは、多くの時間と労力がかかり、極めて難しいのではないでしょうか?
安全衛生・作業環境構築の有料問題を一部紹介
ウェブデザイン技能検定1級学習サイトで用意している、安全衛生・作業環境構築の有料問題を一部紹介します。
有料問題の一部とサンプル問題をやってみて、ウェブデザイン技能検定1級合格のための勉強に役立つと思ったら、ぜひ有料問題集にチャレンジにしてみてください。
ウェブデザイン技能検定1級学習サイトの使い方
まずは、サンプル問題をやってみてください。
サンプル問題で要領を掴んだら、有料問題集にチャレンジしてみてください。
有料問題集を申し込んでいただくと、月額3,300円ですべての問題集をフル活用することができます。一度受験した経験がある方は、3ヶ月もあれば十分に学習できるでしょう。 2級合格者で初めて1級に臨むという方は、6〜12ヶ月を目安に学習してみましょう。勉強時間にすると1日30分として、90~180時間もあれば十分な実力がつくはずです。
じっくり勉強して理解を深めたり、1級試験に備えたいという方もいらっしゃるでしょう。 その場合は、年割りプランがおすすめです。2ヶ月分お得でじっくり1年間問題集をフル活用して本番に臨めます。
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