ウェブ標準・コーディング技術(HTML)の対策と有料問題集を一部紹介

ウェブ標準・コーディング技術(HTML)とは?

ウェブ標準・コーディング技術(HTML)では、試験要項記載のウェブ標準とウェブデザイン技術カテゴリ内のHTML要素やHTMLのコーディング技術について学習します。

2級ではHTML要素に関する知識を問われることがメインでしたが、1級では2級以上の知識と深い理解、さらに実際にHTMLのコーディングをどのように行えばいいのかなどが具体的に問われます。そのため、実務経験なしでは極めて難しいレベルの問題となります。

また、豊富な実務経験を持っていたとしても、最新のウェブ標準の理解とHTML要素や属性に関する正確な知識がないと合格点に到達することはできないでしょう。

具体例をみた方がイメージしやすいので、2級と1級の過去問を抜粋して比較してみましょう。

ウェブ標準・コーディング技術(HTML)1級と2級の過去問を比較

ウェブデザイン技能検定2級の過去問では、ウェブ標準・コーディング技術(HTML)は以下のような問題が出題されています。

title要素はメタデータコンテンツである。

- ウェブデザイン技能検定2級過去問より -

正解か不正解かの2択問題で1(正解)が答えです。この問題は、コンテンツカテゴリーから出題されており、2級まではこのような形で基礎的な知識を問う問題が多く見られます。

では、1級の過去問を見てみましょう。

figcaption 要素の配置可能な場所に関する説明として、正しいものを以下より1つ選択しなさい。

  1. figure 要素内であればどこにでも配置できる。
  2. figure 要素内の先頭にのみ配置できる。
  3. figure 要素内の末尾にのみ配置できる。
  4. figure 要素内の先頭または末尾のいずれかにのみ配置できる。
- ウェブデザイン技能検定1級過去問より -

この問題の正解は4ですが、figcaption要素は、figure要素内の最初か最後のどちらかにのみ(1つだけ)配置することができることや、figcaption要素内にはフロー・コンテンツを配置できるので、各種の要素を使ってマークアップすることもできるといった、要素の特徴やコンテンツカテゴリーの知識が求められます。2級までに求められる基本的な知識だけでは対応できないことがすぐに理解できるでしょう。

過去問3年分の150問からわかること

1級のウェブ標準・コーディング技術(HTML)の過去問3年分を調べてみると、以下のような問題が出題されています。※選択肢もしくは正誤問題。

HTMLの video 要素は常にインタラクティブコンテンツ(Interactive content)である。

生物の学名をマークアップするのにふさわしい要素はどれか。最も適切なものを以下より 1 つ選択しなさい。

  1. i 要素
  2. em 要素
  3. dfn 要素
  4. span 要素

img 要素の alt 属性の値には、画像のキャプションやタイトルであると考えられるテキストは含めるべきではない。

- ウェブデザイン技能検定1級過去問より -

共通する分野ではありますが、求められる知識がそれぞれ異なっています。コンテンツカテゴリーの深い理解があったとしても、最新のHTML要素の正確な特徴や属性の理解が深いとは限らないでしょう。

しかもこの二つの問題は異なる年に出題されてきることから、毎年少しずつ傾向が変わることを意味しています。

これでは、過去問をマスターしたとしても、ウェブデザイン技能検定1級試験の対策は不十分になる可能性が高いと言えるでしょう。

ウェブデザイン技能検定1級合格のための対策

ウェブデザイン技能検定1級合格のためには、過去問の演習だけでは難しいことがわかりました。では、どのような対策を行えばいいでしょうか?

最も効果的かつ現実的な対策は、過去問で出題されたカテゴリーに関する学習を深めていくことです。

ウェブ標準・コーディング技術(HTML)の場合は、これまでの過去問で出題されたことのある以下の分野を、過去問で出題されていない内容を中心に学習を深めていくことで、出題頻度の高い分野を網羅的に学習することができます。その結果、過去に出題されたことない内容の問題が出てきても、対応できるようになるでしょう。

  • コンテンツカテゴリーごとに共通した特徴と要素の分類
  • 最新のHTML要素の特徴とその使い方、利用可能な属性とその正確な使い方

さらに、出題頻度に関わらず、試験要項記載の分野を網羅的に学習を深めることで、より合格率を高めることができるでしょう。

自分の力だけで乗り越えられるか?

ご自身で過去問以外の内容についても学習を深めることができれば、難易度の高いウェブデザイン技能検定1級も合格できるでしょう。

しかし、ゼロから勉強方法を見つけ出しトライアンドエラーを繰り返すことになるため、合理的な勉強方法を確立するのは簡単ではありません。

おそらく、ウェブデザイン技能検定1級合格を目指す方は、意識が高く仕事以外にも多くの自己研鑽をしていたり、家族をお持ちの方もいるでしょう。そのような環境下で、自分の力だけでゼロから合格につながる勉強方法を確立するのは、多くの時間と労力がかかり、極めて難しいのではないでしょうか?

ウェブ標準・コーディング技術(HTML)の有料問題を一部紹介

ウェブデザイン技能検定1級学習サイトで用意している、ウェブ標準・コーディング技術(HTML)の有料問題を一部紹介します。

有料問題の一部とサンプル問題をやってみて、ウェブデザイン技能検定1級合格のための勉強に役立つと思ったら、ぜひ有料問題集にチャレンジにしてみてください。

ウェブデザイン技能検定1級学習サイトの使い方

まずは、サンプル問題をやってみてください。

サンプル問題で要領を掴んだら、有料問題集にチャレンジしてみてください。

有料問題集を申し込んでいただくと、月額3,300円ですべての問題集をフル活用することができます。一度受験した経験がある方は、3ヶ月もあれば十分に学習できるでしょう。 2級合格者で初めて1級に臨むという方は、6〜12ヶ月を目安に学習してみましょう。勉強時間にすると1日30分として、90~180時間もあれば十分な実力がつくはずです。

じっくり勉強して理解を深めたり、1級試験に備えたいという方もいらっしゃるでしょう。 その場合は、年割りプランがおすすめです。2ヶ月分お得でじっくり1年間問題集をフル活用して本番に臨めます。

ぜひ、ウェブデザイン技能検定1級学習サイトをフル活用して、ウェブデザイン技能検定1級合格を勝ち取ってください!