アクセシビリティ•ユニバーサルデザインの対策と有料問題集を一部紹介

アクセシビリティ•ユニバーサルデザインとは?

アクセシビリティ•ユニバーサルデザインでは、試験要項記載の試験要項記載のウェブサイト構築におけるアクセシビリティに配慮したデザイン手法及びユニ バーサルデザイン手法についての一般的な知識の内容について学習します。

これまでの試験で問われてきた内容は、主にWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)達成基準やウェブコンテンツJIS(JIS X 8341-3)におけるウェブアクセシビリティに関する最新の知識と理解が求められる内容となっているので、これらの内容をメインに学習していきます。2級では上記の内容に関する基本的な知識を問われることがメインでしたが、1級では2級以上の知識とより高度な内容が問われます。

例えば、WCAG 2.2のレベルAAに準拠したウェブサイト制作におけるロゴ画像の扱いに関する正確な理解やウェブコンテンツJIS(JIS X 8341-3)におけるウェブアクセシビリティの四つの原則についての正確な知識など過去問を数年分やった程度の知識ではとても対応できない幅広くかつ深い内容となるため、網羅的に正確な知識を積み上げていくような勉強をしていかないと極めて難しいレベルの問題となります。

具体例をみた方がイメージしやすいので、2級と1級の過去問を抜粋して比較してみましょう。

アクセシビリティ•ユニバーサルデザイン1級と2級の過去問を比較

ウェブデザイン技能検定2級の過去問では、アクセシビリティ•ユニバーサルデザインは以下のような問題が出題されています。

次に示したのは、ウェブコンテンツ JIS(JISX8341-3)の原則 1 である。 A にあてはまる語句を以下より1 つ選択しなさい。

A 可能の原則
情報及びユーザインタフェースコンポーネントは、利用者が A できる方法で利用者に提示可能でなければならない。
                                    
  1. 視認
  2. 知覚
  3. 音声化
  4. テキスト化
- ウェブデザイン技能検定2級過去問より -

この選択問題の答えは、2です。ウェブコンテンツ JIS(JISX8341-3)の原則に関する基本的な知識を問う問題です。

では、1級の過去問を見てみましょう。

ウェブコンテンツ JIS(JIS X 8341-3)に掲載されているウェブアクセシビリティの四つの原則とは、知覚可能、操作可能、理解可能、及び堅ろうである。

- ウェブデザイン技能検定1級過去問より -

この正誤問題の答えは正解ですが、すぐにわかったでしょうか?このアクセシビリティ•ユニバーサルデザインの過去問比較では、同じウェブコンテンツ JIS(JIS X 8341-3)からの出題にも関わらず求められる知識が異なっています。特にアクセシビリティ•ユニバーサルデザインでは試験ごとに出題傾向が変わりやすいです。1級の場合、出題範囲がかなり広くかつ最新の情報をキャッチアップしておく必要があります。少なくとも2級まではこのレベルの難易度の内容を問われることがないため、2級までに求められる基本的な知識だけでは対応できないことがすぐに理解できるでしょう。

過去問3年分の150問からわかること

1級のアクセシビリティ•ユニバーサルデザインの過去問3年分を調べてみると、以下のような問題が出題されています。※選択肢もしくは正誤問題。

ウェブコンテンツ JIS(JIS X 8341-3)に掲載されているウェブアクセシビリティの四つの原則とは、知覚可能、操作可能、理解可能、及び堅ろうである。

次の文章は、ウェブコンテンツ JIS(JISX8341-3)の用語集に含まれる、ある用語の説明文である。この文章が説明している用語として、最も適切なものを以下より 1 つ選択しなさい。

ユーザエージェントとして機能する、又は主流のユーザエージェントと一緒に機能するハードウェア及び/又はソフトウェアで、主流のユーザエージェントで提供されている機能以上の機能を、障害のある利用者の要求を満たすために提供するもの。

  1. 支援技術
  2. 音声読み上げ機能
  3. スクリーンリーダー
  4. アクセシビリティサポーテッド

グレイスフル・デグラデーション(Graceful Degradation)のポリシーではアクセシビリティを考慮しない。

- ウェブデザイン技能検定1級過去問より -

いかがでしょうか?この中で正しく理解している状態で答えられる問題はあったでしょうか?アクセシビリティ•ユニバーサルデザインは、多岐にわたる内容を含むため、ご自身の努力だけですべての分野の学習を深めて試験に臨むということは現実的ではないでしょう。では、これらの内容はどのように学習すれば合格レベルの実力に高めることができるのでしょうか?

しかもこれらの問題は異なる年に出題されていることから、毎年少しずつ傾向が変わることを意味しています。これでは、過去問をマスターしたとしても、ウェブデザイン技能検定1級試験の対策は不十分になる可能性が高いと言えるでしょう。

ウェブデザイン技能検定1級合格のための対策

ウェブデザイン技能検定1級合格のためには、過去問の演習だけでは難しいことがわかりました。では、どのような対策を行えばいいでしょうか?

最も効果的かつ現実的な対策は、過去問で出題されたカテゴリーに関する学習を深めていくことです。

アクセシビリティ•ユニバーサルデザインの場合は、これまでの過去問で出題されたことのある以下の分野を、過去問で出題されていない内容を中心に学習を深めていくことで、出題頻度の高い分野を網羅的に学習することができます。その結果、過去に出題されたことない内容の問題が出てきても、対応できるようになるでしょう。

  • ウェブコンテンツJIS(JIS X 8341-3)のガイドライン記載のアクセシビリティに関する最新情報の正確な知識と理解
  • グレースフルデグラデーションやプログレッシブエンハンスメントなどの設計哲学に関する正確な知識と理解

さらに、出題頻度に関わらず、試験要項記載の分野を網羅的に学習を深めることで、より合格率を高めることができるでしょう。

自分の力だけで乗り越えられるか?

ご自身で過去問以外の内容についても学習を深めることができれば、難易度の高いウェブデザイン技能検定1級も合格できるでしょう。

しかし、ゼロから勉強方法を見つけ出しトライアンドエラーを繰り返すことになるため、合理的な勉強方法を確立するのは簡単ではありません。

おそらく、ウェブデザイン技能検定1級合格を目指す方は、意識が高く仕事以外にも多くの自己研鑽をしていたり、家族をお持ちの方もいるでしょう。そのような環境下で、自分の力だけでゼロから合格につながる勉強方法を確立するのは、多くの時間と労力がかかり、極めて難しいのではないでしょうか?

アクセシビリティ•ユニバーサルデザインの有料問題を一部紹介

ウェブデザイン技能検定1級学習サイトで用意している、アクセシビリティ•ユニバーサルデザインの有料問題を一部紹介します。

有料問題の一部とサンプル問題をやってみて、ウェブデザイン技能検定1級合格のための勉強に役立つと思ったら、ぜひ有料問題集にチャレンジにしてみてください。

ウェブデザイン技能検定1級学習サイトの使い方

まずは、サンプル問題をやってみてください。

サンプル問題で要領を掴んだら、有料問題集にチャレンジしてみてください。

有料問題集を申し込んでいただくと、月額3,300円ですべての問題集をフル活用することができます。一度受験した経験がある方は、3ヶ月もあれば十分に学習できるでしょう。 2級合格者で初めて1級に臨むという方は、6〜12ヶ月を目安に学習してみましょう。勉強時間にすると1日30分として、90~180時間もあれば十分な実力がつくはずです。

じっくり勉強して理解を深めたり、1級試験に備えたいという方もいらっしゃるでしょう。 その場合は、年割りプランがおすすめです。2ヶ月分お得でじっくり1年間問題集をフル活用して本番に臨めます。

ぜひ、ウェブデザイン技能検定1級学習サイトをフル活用して、ウェブデザイン技能検定1級合格を勝ち取ってください!