「ウェブデザイン技能検定 意味ない」 という考えについて 【実際の経験】からわかった、 メリットに変える方法

「ウェブデザイン技能検定 意味ない」という考えはある意味正しい。

「ウェブデザイン技能検定は意味があるのか?」という考えを持つ方が多くいるようでしたので、現役のウェブエンジニアとしての考えをお伝えします。

結論、意味はあります。私自身、ウェブデザイン技能検定を受験し「ウェブデザイン技能検定士」となりましたが、資格を取得して人生が変わりました。

一方で、資格を取得しても、全く役に立っていないという方もいるでしょう。

そのような意味では、「ウェブデザイン技能検定 意味ない」という考え方は、正しいといえるでしょう。

なぜ、「ウェブデザイン技能検定 意味ない」と検索してしまうのか?

なぜ多くの方は、受検する前から、「ウェブデザイン技能検定 意味ない」などと検索をしてしまうのでしょうか?

それは、コスパの良い資格を取りたいからでしょう。つまり、合格したら就職できるとか、給料が上がるとか、稼げる資格になるかどうかを見極めたいという思いがあるのでしょう。

残念ながら、そのような資格は存在しません。弁護士ですらイソ弁と呼ばれる「居候弁護士」が存在するように、頑張って勉強してなにかの資格を取れば生きていけるほど甘くはありません。

なぜ、資格を活かせる人とそうでない人がいるのか?

一言で言えば、どのようなプロセスで資格を取得したか?に尽きるでしょう。

昨今よくあるのが、「過去問だけを勉強して楽して合格した」というケースですが、そのような資格の取り方では、ほぼ資格を活かすことはできないでしょう。

実は、私も元々はそのような資格の取り方をしていたために断言できます。

たしかにウェブ上に転がっている過去問をさらっとやるだけで合格する場合もあるでしょう。

ただ、そのようなうすっぺらい勉強の仕方をして合格できたとしても、実力が全く身についていないため、なんの役にも立たないということです。

つまり、「ウェブデザイン技能検定 意味ない」という検索をし続けた結果、何らかの資格を見つけられたとしても、「過去問だけをやるようなうすっぺらい勉強方法」で合格するのは、意味がないということになります。

私自身の「意味ない」経験

私はこれまで10以上の資格試験にチャレンジしてきました。その中には、弁理士のような難関資格もあります。最初に資格を取ろうと思ったのは、社会人2年目になって、初めて知的財産を扱う仕事をすることになったことがきっかけでした。

当時、知的財産のことが何もわからなかったため、純粋に知識を深めたいという思いからチャレンジしました。実務をしながらの学習だったので、過去問や問題集を解きつつ、自分で文献を読み漁っていくうちにつれ、知識が血肉となっていくのが実感できました。

結果的に「知的財産管理技能検定2級」まで合格できたのですが、10数年前に取得したこの資格は、今も血肉になって生きています。

その後、資格試験も慣れてきて、社会人4年目になって本格的にウェブの仕事に携わるようになりました。その時受検したのが、「ウェブデザイン技能検定」でした。

当日の私はエンジニアではなかったため、実務の中でコーディングやデザインをすることはなく、主にディレクション業務のみでした。そのため、3級は自信を持って試験に臨んで合格できたのですが、2級は過去問をひたすらやっても自信がありませんでした。結果的に2級も合格できましたが、過去問以上のことを求められてもわからないし、過去問の内容も試験のためのインプットのみで役に立ったという実感を得られませんでした。

「意味ない」経験が、恐ろしいことに。

ウェブデザイン技能検定2級まで合格して、さらにウェブの専門性を高めたいと感じるようになり、社会人9年目で転職をしました。地方の片田舎にある企業から、東京にある東証一部上場企業への転職だったため、資格試験も一部役に立ったかもしれないと感じました。

ところが、私のスキルが全く通用せず、大きな自信喪失感を味わい、精神的に追い込まれた挙げ句、半年で退職してしまいました。

そんな失意の中、運が良いことに、別の大手企業に転職することができました。その企業でもこれまでのウェブのキャリアを活かせると考え、自信をもって臨みましたが、最初の1年間は全く通用せずとても大変な思いをしました。

「意味ない」経験を「意味ある」に変えたきっかけとは?

私は、自分のこれまでのキャリアを見直して、ゼロから学び直そうと一念発起して、渋谷にあるウェブのスクールに通うことにしました。当時はまだ2016年だったので、Photoshop、Illustrator、HTML、CSS、JavaScript、PHPをガチで学べるスクールに2年半通いました。合計で150万円ほど投資をしたため、本当にあとに引けない状態でした。

私は学んだことをすぐに実践して稼げるようにしようと決意し、当時まだ黎明期の「クラウドワークス」や「ランサーズ」に登録し、Photoshopでバナー制作を行う案件をひたすら応募し、学びながらすぐにアウトプットする機会を増やすことにしました。

その結果、受注が舞い込むようになり、月に30万円ほど稼げるようになっていました。

その頃から自信がつきはじめ、PHPやJavaScriptを200ページ以上ある教科書が擦り切れるほどメモをしまくって、自作で認証システムを作るということにチャレンジし始めました。

起業と自社サービスの立ち上げ

スクールを卒業する頃には、Photoshopで稼げるようになっていただけでなく、PHPで認証システムをゼロから構築できるスキルを身に着けました。

ウェブエンジニアとして仕事をするようになってから、さらにスキルをさらに高めるために、起業しようと決意しました。スクール時代に作った認証システムを高度化し、JavaScriptのフレームワークであるVue.jsと組み合わせることで、ユーザビリティの高い学習サイトを作ろうと考えました。その構想から丸3年の月日を費やし、ウェブデザイン技能検定学習サイトが誕生しました。

私にとってウェブデザイン技能検定の取得は大いに「意味があった」

ここまでの話から、ウェブデザイン技能検定と関係ないのでは?と思う方もいるでしょう。私にとって、「ウェブデザイン技能検定」に合格しただけでは意味がなかったということを、ウェブに携わる仕事の専門性を突き詰めていくに連れ、実感しました。

大事なのは、ただ合格することではなく、ウェブという領域に興味を持って自分で手を動かしてなにかのサービスを作ってみたり、業務で使っていくということです。

その前提として、「好奇心」を持つことがとても重要です。私が「過去問だけをやることに意味がない」といっているのは、過去問からはウェブに関する「好奇心」を高めることができないからです。ウェブに関する好奇心が高まっていけば、自分から学ぼうという気持ちが高まって、自分で調べたりなにかサービスを作ったり業務に活かしてみたりすることにつながります。

ウェブデザイン技能検定を意味のあるものにするには?

まずは、過去問だけをやることから卒業しましょう。過去問をやることを否定はしませんが、過去問だけから得られるのは、中身の乏しいうすっぺらい時間と、周りの人と同じことをやっているつまらない個性のない時間を過ごすことだけです。うまくいけばそれで合格できるかもしれませんが、そのようなうすっぺらいプロセスを経て合格しても、意味のある資格にはならないでしょう。

大切なのは、過去問だけをやるのではなく、過去問を解きながら問題に関する文献を読んで問題の背景を理解することです。試験要項を参考にウェブ上からいろんな情報を調査することができます。

しかしながら、そのような学習方法は、時間が取れないと難しいという方もいるでしょう。

日々の仕事や家庭生活がある中で、学生時代のようにまとまった時間が取れない方には、なかなか厳しいというのもよくわかります。

そんな方のために作ったのがウェブデザイン技能検定学習サイトです。

ウェブデザイン技能検定学習サイトでは、以下の点を工夫して作っています。

  1. スキマ時間の学習のみで合格を目指せる
  2. スマホでサクサク使える
  3. 出題頻度の高いジャンルを中心に、効率的かつ深く学習できる
  4. 過去問の元になった文献を調査し、厳選した100%オリジナルの問題
  5. 現役のウェブエンジニアが作成

ウェブデザイン技能検定学習サイトでは、ウェブデザイン技能検定1級から3級まで、過去問を超えた深い学習ができるよう工夫されています。ぜひ、気軽にトライしてみてください。