第6章 安全衛生・作業環境構築・標準規格・知的財産権の内容を一部紹介
安全衛生・作業環境構築とは?
ウェブデザイン技能検定3級における安全衛生とは、労働安全衛生法においてウェブデザイン作業に関わる一般的な知識を問うものと試験要項に記載があります。
そもそも労働安全衛生法とは、どんな法律なのでしょうか?
一言でいうと、快適な職場づくりが事業者の義務とされている法律です。
ウェブデザイン作業において、どのような職場環境が快適な職場といえるでしょうか?
例えば、職場の照明の明るさは明るすぎるのも暗すぎるのも作業環境には適していないでしょう。椅子やテーブルは、高さ調整ができたり作業しやすいスペースがあるものが望ましいでしょう。
作業環境構築には、上記のように快適な職場にするための環境を作るという意味があります。
ウェブデザイン技能検定の最新の試験要項では、以下のように定義されています。
- 安全衛生・作業環境構築
- 機械、機工具、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取り扱い方法
- 安全装置、有害物抑制装置又は保護具の性能及び取り扱い方法
- 作業手順
- 作業開始時の点検
- ウェブデザイン作業に関して発生するおそれのある疾病の原因及び予防
- 人間工学に配慮したコンテンツの設計、配信
- VDT作業等に適した作業環境の設定
- 整理整頓及び清潔の保持
- 事故時等における応急措置及び退避
- その他ウェブデザイン作業における安全又は衛生のために必要なこと
- 労働安全衛生法関連法令(ウェブデザイン作業に関わる部分に限る)についての一般的な知識
ウェブデザイン作業に伴う安全性に関する以下の項目についての一般的な知識
安全衛生・作業環境構築の内容を一部ご紹介
標準規格とは?
標準規格とは、インターネットにおける標準規格を意味します。標準規格とは、そもそもどういうものなのでしょうか?
標準規格とは、原則として法的な強制力を持ちませんが、自由に放置してしまうと無秩序化してしまうことになるため、一定の基準を設けることで利用者にとって使いやすいルールを定めるものです。
日常生活で利用するものを例に挙げると、トイレットペーパーは日本産業規格(JIS)によって標準化されています。トイレットペーパーが標準化されていることで日本中どのトイレでも利用できるため、利用者にとって使いやすくなっています。
ウェブデザインに関する作業においても、JISやISO、W3Cなど様々な団体が標準化のためのルールを定めています。
ウェブデザイン技能検定の最新の試験要項では、以下のように定義されています。
- インターネットにおける標準規格、関連規格の動向
- 日本産業規格(JIS)
- 国際標準化機構(ISO)
- ワールドワイドウェブコンソーシアム(W3C:World Wide Web Consortium)
- インターネット技術タスクフォース(IETF:Internet Engineering Task Force)
- 欧州電子計算機工業会(Ecma:Ecma International)
- ウェブ・ハイパーテキスト・アプリケーション・テクノロジー・ワーキング・グループ(WHATWG:W**eb Hypertext Application Technology Working Group)
- その他ウェブデザインに関わる各種規格、技術動向についての一般的な知識
以下のワールドワイドウェブ(WWW)における各種標準化団体及び標準規格及び関連規格、動向についての一般的な知識
標準規格の内容を一部ご紹介
知的財産権とは?
知的財産権とは、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利のことです。
この定義をみると、知的財産権は難しそうと思われるかもしれないですが、シンプルにいうと、人間の幅広い知的創造活動の成果について、一定期間の独占権を与えるようにした法律のことです。
ウェブデザイン技能検定3級では、あまり深いレベルまで問われることはありませんが、基礎的知識レベルが問われるため、試験要項を理解してから学習していきましょう。
ウェブデザイン技能検定の最新の試験要項では、以下のように定義されています。
- 知的財産権とインターネット
- 産業財産権
- 著作権
- その他の権利
以下のワールドワイドウェブ(WWW)及びウェブ構築に関わる知的財産権及び関連する権利についての一般的な知識
知的財産権以外に、産業財産権や著作権という言葉が出てきました。知的財産権には、著作権が含まれますが、産業財産権には著作権は含まれません。
また、その他の権利という言葉は何を指すのでしょうか?例えば、著作権には財産権と人格権があります。さらに、著作隣接権といった権利もあります。
著作隣接権とは、例えば音楽の演奏者であれば、実演家の権利である実演を録音、録画する権利を有します。テレビ局などの放送事業者であれば、自局の放送番組を録画したり、再放送したりする権利を有します。そのような権利を著作隣接権といいます。
覚えようとすると大変かもしれませんが、具体例を交えながら理解しておくと記憶に残りやすいので、このような形で理解しておくことをおすすめします。
知的財産権の内容を一部ご紹介
ウェブデザイン技能検定3級学習サイトの使い方
まずは、サンプル問題をやってみてください。
サンプル問題で要領を掴んだら、有料コンテンツにチャレンジしてみてください。
有料コンテンツを申し込んでいただくと、月額1,650円ですべての問題集をフル活用することができます。ひと月もあれば十分に学習できるはずです。 あまり学習に慣れていない方でも、3ヶ月もあれば十分なはずです。
じっくり勉強して理解を深めたり、2級試験に備えたいという方もいらっしゃるでしょう。 その場合は、年割りプランがおすすめです。2ヶ月分お得でじっくり1年間問題集をフル活用して本番に臨めます。
ぜひ、ウェブデザイン技能検定3級学習サイトをフル活用して、ウェブデザイン技能検定3級合格を勝ち取ってください!